30歳でアッパーマス層に到達した。
これは米国株高によるものなので、株価が下落すれば、再びマス層へ逆戻り。
ただ35歳までのアッパーマス層到達が中間目標だったので、一時的かもしれないが達成できて良かった。
アッパーマス層とは
アッパーマス層とは、株式会社野村総合研究所(以下、NRI)が、純金融資産保有額を基準に、世帯を5つのランクに分けた内の1つ。
5つに分けられた世帯のランクとは、
①.超富裕層:純金融資産保有額5億円以上
②.富裕層:純金融資産保有額1億円以上5億円未満
③.準富裕層:純金融資産保有額5,000万円以上1億円未満
④.アッパーマス層:純金融資産保有額3,000万円以上5,000万円未満
⑤.マス層:純金融資産保有額3,000万円未満
2019年12月24日まで、私は一番下のマス層に属していたが、昨日、アッパーマス層への仲間入りを果たした。
アッパーマス層への仲間入りと言っても、下から2番目。
下から2番目とだけ聞くと、アッパーマス層への仲間入りは、あまり重要なことに感じられない。
ただ、NRIが、2018年12月18日に発表した「2017年の日本の純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の推計(以下、NRIの2017年推計)」を見ると、アッパーマス層への仲間入りの重要性が見えて来る。
NRIの2017年推計は、国税庁「国税庁統計年報書」や総務省「全国消費実態調査」などに基づき、NRIが推計したもの。
NRIの2017年推計によると、それぞれの階層の純金融資産保有額の規模と世帯数は、
①.超富裕層:資産規模84兆円。8.4万世帯。全体の0.15%。
②.富裕層:資産規模215兆円。118万世帯。全体の2.2%。
③.準富裕層:資産規模247兆円。322万世帯。全体の6%。
④.アッパーマス層:資産規模320兆円。720万世帯。全体の13%。
⑤.マス層:資産規模673兆円。4,203万世帯。全体の78%。
※出典:NRIの公式HPより引用。
上で掲載したピラミッドを、各階層の構成比率に応じて、修正すると、下記の様になる。
最初に見た図とは与える印象が大きく変わったと思う。
これを見ると、
・私が一昨日まで所属していたマス層は、日本全体の80%も占めていること
・アッパーマス層への仲間入りが、純金融資産保有額ベースで日本の上位20%に入ることと同義であること
が分かると思う。
こんな私が、アッパーマス層(=純金融資産保有額ベースで日本の上位20%)に仲間入り出来たのは、少ない給与をコツコツと貯める ⇒ 株式に投資する ⇒ 給与と配当を株式に投資 というサイクルを地道に回して来た結果。
「収入>支出」は、貯金の基本中の基本
お金を貯める為には、
・支出を減らす
・収入を増やす
を行いながら、「収入>支出」を常に維持しなければならない。
「収入<支出」は論外です。「収入≦支出」もダメ。「収入≧支出」でもダメ。
必ず「収入>支出」でなければならない。
これが貯金の基本中の基本。
「収入>支出」を常に維持することが出来れば、お金は貯まる。
当たり前のことだが、いざ実践となると何から手を付けて良いか分からないという人も多いのではないかと思う。
実際、私の周りにも、「お金が貯まらない・・・」や「キャッシングに頼っている・・・」という人がいる。
「収入>支出」を常に維持するということは、意識して実践しないといけないということだ。
かく言う私も、「収入>支出」を常に維持するべく、試行錯誤の日々を送っている。
支出を減らす方が圧倒的に簡単
繰り返しになるが、お金を貯める為には、
・支出を減らす
・収入を増やす
を行いながら、「収入>支出」を常に維持しなければならない。
そして、「収入>支出」を常に維持し、お金を貯める為には、「支出を減らす」を重点的に実施した方が良い。
支出を減らすことの方が、収入を増やすことよりも圧倒的に簡単だから。
収入が増えるかどうかは、自分の努力・工夫以外の要素からも影響を受けるが、支出を減らすことは、自分の努力・工夫と直結している。
支出を意識すること
初めは「支出の可視化」がおすすめ。そして、「極端にやる」はおすすめしない。
貯金が出来ない人が、まず気にするべきものは、出て行くもの(=生活費や趣味にかかるお金etcの支出)。
入って来るもの(=会社からの給与やその他収入)はあまり気にする必要無い。
人それぞれメインの収入源は違うが、入って来るものの大きさは何となく把握出来ていると思う。
私の様なサラリーマンであれば、「月給」が入って来るものの中で一番大きいので、この大きさを見誤らなければ問題無い。
肝心なのは、出て行くものを大きさを意識すること。
これが出来ておらず、「収入>支出」が維持出来ないどころか、「収入<支出」となり、お金が貯まらない人が多い。
支出の大きさを把握する為に、まず実践すべきなのは、支出の可視化。
支出の可視化とは、読んで字の如く、支出を見て分かる様にするということ。
何にどれだけお金を使っているかを把握していなかったり、忘れてしまっている。
可視化とは、そんな自分に”何にお金を使っているのか?”を分かり易く教えてあげるということ。
家計簿を付ける等どんな形でも構わない。
自分の支出が把握出来る状態になっていれば良い。
支出の可視化を行うにあたり、私が実践したことを一例として紹介。
1).月間の支出額をグラフ化(2年分)
2).デビットカードを作った
まず、1).月間の支出額をグラフ化(2年分)について。
過去2年分の支出額を、下記図Aの様にグラフ化。
これによって、自分の支出の全体像を把握出た。
グラフ化する際のポイントは2つ。
1つ目は「収入>支出」の分かれ目を明確にすること。
2つ目は支出額を固定費と変動費に分けること
「収入>支出」の分かれ目を明確にするというのは、貯金成功の基準を明確化すること。
貯金する為には、「収入>支出」を継続する必要があるのだから「収入>支出」の分かれ目を明確にすることは非常に重要。
この分かれ目の金額だが、まずは、年間で1番低かった月収を置いておけば良いと思う。
月毎の支出額合計を縦棒グラフ化した後、「収入>支出」の分かれ目を横線で引く。</p >
縦棒が横線に届いていなかった(収入>支出)なら、貯金成功ということ。
図Aでは、25万円を「収入>支出」の分かれ目とした。
支出が24万9,999円以下であれば、貯金成功ということになる。
「貯金出来ない状況から脱却したい!」という人は、支出を24万9,999円以下に抑える努力・工夫をする。
目標の月間貯金額がある人は、逆算で、毎月の支出額上限を算出し、その支出額上限に抑える為の努力・工夫をすることになる。
目標の月間貯金額が3万円の人は、毎月の支出額を22万円(25万円-3万円)に抑える努力・工夫が必要ということ。
この作業を完了した時、支出額の上限が把握出来ている状態になっていると思う。
「固定費合計で毎月15万円が発生。毎月3万円貯金しようと思うと、変動費は合計7万円までに抑える必要あり。」という感じ。
支出額の上限が把握出来ている状態で次にやるべきなのは、支出額を固定費と変動費に分けて把握すること。
先程の図Aを、下記図Bの様に書き換える。
この作業を行うことで、貯金が出来ていない人は貯金が可能な状態に、既に貯金が出来ている人は貯金額の拡大が可能な状態に近付く。
固定費は、家賃や通信費など毎月発生するもの。
格安携帯の使用や実家/寮暮らし等、固定費を削ることも可能だが、毎月発生するものなので、しっかりと把握しておく必要がある。
変動費削減は実施し易く、即効性がある。
変動費合計としてではなく、1つ1つの費用に分割し見て行くと、意外に削れるものが多くあることに気が付く。
私の場合、コーヒーやお茶の費用が変動費として馬鹿にならない額になっていることが分かり、手を打った。
仕事がある日は毎日3~4杯コーヒーを飲む。
缶コーヒーだと120円、売店で買うとなると200円ぐらいするので、月間で7,000円(営業日を20日間として、120円/缶×3缶/日×20日)はコーヒー代を払っていた。
私はコーヒーの味にこだわりがあるわけでは無く、コーヒーを買いに行く一息の休憩と口の寂しさを紛らわす為にコーヒーを飲んでいるので、月間7,000円の出費は大き過ぎた。
コーヒーであれば、何でも良いので、スティックタイプで1杯毎にコーヒーを作れる、ネスレ日本さんの「ネスカフェ エクセラ ブラック 30P」などに切り替えた。
味の違いは分かりませんが、メーカーは気分によって変えています。
これによって、月間のコーヒー代が、1,500円(営業日を20日間として、25円/杯×3杯/日×20日)となり、月間5,500円の削減に成功した。
「収入>支出」の分かれ目と支出の全体像/額の把握を行うだけでも、十分貯金は可能だと思う。
更に、支出を固定費と変動費に分けて把握し、削れるものを確認して、削る、という作業を行えば、貯金額が拡大して行くと思う。
次に、2).デビットカードを作った、について説明。
デビットカードという単語を初めて聞いたという人や聞いたことはあるけど内容は良く分かっていないという人もいるのではないだろうか。
簡単にだが、デビットカードとクレジットカードの比較表を作成した。
VISA同士で比較している。
クレジットカード同様、買い物や飲食時の支払いに利用可能。
クレジットカードとの違いは、支払額が口座から即座に引き落とされる点。
支払額が口座から即座に引き落とされるので、自分の預金残高以上の支払いは出来ない。
無駄遣いする心配は不要。
即座に口座から引き落とされるので、支出の管理もし易い。
無駄遣い出来ないことと支出管理のし易さがデビットカードのメリット。
なお、比較表の中で書いた通り、会食シーズンのサラリーマンなど一時的に大金を立替えなければならない人にとっては、クレジットカードが必要になる場面が出て来ると思うので、状況に応じて、デビットカードとクレジットカードを上手く使い分ける必要がある。
まずは自分が口座を保有している銀行でデビットカードを作成してみると良いのではないかと思う。
私は、三菱UFJ銀行さんに口座を保有しているので、三菱UFJ銀行さんのVISAデビットカードを作成。
ここまで色々と書いて来たが、「極端にやらないこと」が重要だと思う。
ストイックに出来る人は、とことん徹底的にやっても良いと思うが、そうでない人は出来ることからやって行くのが良い。
無理をして三日坊主で終わっては意味が無い。
継続が大事。自分のペースで出来ることから1つ1つやって行くことが大事。
最後に
今回の記事では、支出を減らすことを中心に記載した。
支出を減らすことの方が即効性が高く、支出を減らすことが貯金への一歩と考えている為。
なお、収入を増やす為の努力・工夫もしなければならず、私もいずれは、「月給」、「配当」そして「+α」の大きさが均等になれば良いなと思っており、その状態に向かって、努力と工夫をしている最中だ。
アッパーマス層到達は通過点に過ぎないので、これからも1つ1つやるべきことを着実にこなしていこうと思う。
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