新入社員が辞めた

働き方・給与
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昨日、今年最後の営業日だった。

辞めたい辞めたいと思いながら、ダラダラとサラリーマンを続けている私みたいのがいる一方、入って来てすぐに辞めるやつもいる。

今春入ってきた新入社員の中にも既に辞めたやつや辞めてはないが出社していないやつがいる。

辞めるのは、ポジティブな理由にせよネガティブな理由にせよ、新入社員自身の決断だと思うのでどうでも良い。考察するに値しない。

問題なのは、辞めてはないが出社していないやつだと思う。

辞めていないということは、辞められない理由があったり、出社したくても出社できない理由があるということだ。

今回は、新入社員が1年で出社できなくなる理由について自分が見てきたものを基に考察する。

※出社できない理由として、忍耐力が無い、ストレス耐性が低い、集団生活が出来ない、情報処理能力が低くて業務についていけない・・・の様な個人の特性や能力に関連するものもあると思うが、それらは考察する必要が無いことなので記載しない。

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新入社員は赤ん坊と同じ

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両方共、周りの大人のサポートを必要としている。

新入社員が社会人生活を順調に過ごせるかどうかは配属先の人間によって決まると言っても過言ではない。

毎年、外れの配属先と当たりの配属先があり、配属先で大きく運命が変わるのをたくさん見て来た。

赤ん坊の人生は、親を中心に周りの大人によって決まる。

もちろん両者が完全に同じというわけではない。

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生まれる先を選べない赤ん坊とは違い、新入社員は20数年も生きて、自分の意志で入社して来た者だ。

また新入社員も配属先や取引先は選べないが、自分の頭で考えて、自分の意志で行動・決断出来る点で赤ん坊とは全く異なる。

ただ自分で考えて動けると言っても、会社という未知の世界での生活に慣れ、生きていくには、やはり周りの大人のサポートが必要だ。

新入社員も赤ん坊も適切なサポートが得られれば、成長する。

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適切なサポートが得られなければ、成長出来ない。

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新入社員が1年もたず出社できなくなるのは、ほとんどが配属先に恵まれず適切なサポートが得られなかったケースだと思う。

そして、新入社員が適切なサポートを得られないことの背景には、日本の会社が抱える構造的な問題が存在していると考えている。

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成果主義的評価制度の普及と歯周病菌社員の繁殖

今後、適切なサポートを得られる新入社員はどんどん減っていくと思う。

成果主義的評価制度の普及と歯周病菌社員の繁殖により、新入社員の指導に力を入れる社員はどんどん減少していくから。

私が勤める企業でもその傾向が強まっている。

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まず、歯周病気社員の繁殖により、若手中堅の昇格と昇格の機会が減少しており、不満が醸成されている。

そこに成果主義的評価制度の導入。

歯周病菌社員を殲滅すること無く、成果主義的評価制度を導入することで若手中堅社員が割を食うことになる。

昇格・昇給のための狭き門を通過することに注力するため、新入社員の指導に割く時間と労力は削られる。

また、競争相手を減らす(消す)方向に動く者も出てくる。

新入社員も将来の競争相手となるので指導しようとは考えない。

経営者がコスト削減のために安易に成果主義的評価制度の導入を進めることで、間接的に新入社員にまで悪影響が出ていると思う。

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最後に

今春新卒入社した新入社員でちゃんと会社生活に適応できたのはどれくらいの割合なのだろうか?

今後、適切なサポートを得られる新入社員はどんどん減っていくと思う。

入社した会社が自分に合っていないと思ったら、会社を辞めて環境を変えることも手かと思う。

幸いなことにここ数年は有効求人倍率が非常に高いのでやり直しがきく。

ここ数年、新卒の就職活動が誰でも内定を取れる楽勝ゲームだったのと変わらず、第二新卒も楽勝ゲーム。

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