本記事では、「なでしこ銘柄」への投資有効性検証方法について書いていきます。
先日、別の記事(※)で書きました通り、私は、現在、キャピタルゲイン狙いの投資を検討しております。
そして、キャピタルゲイン狙いの投資対象として、「なでしこ銘柄」は有力候補になりうるのではないかと考えるようになり、個別の「なでしこ銘柄」の中身を確認し、投資有効性を検証していくことにしました。
本記事では、個別の「なでしこ銘柄」への投資有効性検証に入る前に、検証方法について書きます。
※キャピタルゲイン狙いの投資に関する記事は、こちら↓から
※補足情報※
◆本記事は、投資結果を保証するものではありません。
◆自己責任と自己判断で株式投資してください。
◆「なでしこ銘柄」に関する記載は、経済産業省HP上に掲載された、2025年3月25日時点の情報を参照しました。
◆本記事内に記載されている、株式指数や為替は、2025年9月21日時点のものです。
本記事の構成は、次の通りです。
◇「なでしこ銘柄」と「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」の概要
◇「中長期的な企業価値の向上」
◇「なでしこ銘柄」への投資有効性の検証方法
では、「なでしこ銘柄」と「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」の概要を見ていきましょう。
「なでしこ銘柄」と「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」の概要
2025年3月に発行された、令和6年度「なでしこ銘柄」レポートを見ながら、「なでしこ銘柄」の概要を確認していきます。
なお、「なでしこ銘柄」の概要については、こちらの記事(上に貼ったリンクと同じものです)で詳しく説明していますので、本記事では、個別の「なでしこ銘柄」の投資有効性を確認する際に押さえておく必要がある点に軽く触れるに留めます。

「なでしこ銘柄」選定のコンセプトと目的を見てみます。

重要な部分を抜粋します。
<1>「海外でDEIに関して様々な議論が起こっています」が、<2>「日本企業の競争力強化のため、女性活躍をはじめとするダイバーシティ経営に取り組むことが重要であることに変わりはありません」。
「なでしこ銘柄」は、<3>『女性活躍推進に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することで、企業への投資を促進』し、各社の取組を加速化していくことを狙いとし、経済産業省と東京証券取引所が共同で平成24年度より実施しています。
※「」、附番(<1>~<3>)、太文字の編集はブログ筆者による。
「女性活躍推進に優れた上場企業は、中長期的に企業価値が向上する」と読める記載があります。
「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に優れた上場企業のことですので、『「なでしこ銘柄」は、中長期的に企業価値が向上する』ということです。
この「中長期的な企業価値の向上」については後で触れますが、平成24年度(2012年度)より、経済産業省と東京証券取引所が共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定していますので、数年前に「なでしこ銘柄」に投資していれば、優秀な投資成績を収められているはずです。
2025年3月24日に発表された、令和6年度(2024年度)の「なでしこ銘柄」一覧を見てみましょう。


13年目となる令和6年度は、「採用から登用までの一貫したキャリア形成支援」と「共働き・共育てを可能にする性別を問わない両立支援」を両輪で進める企業23社が「なでしこ銘柄」として選定されました。
令和6年度まで数年連続で「なでしこ銘柄」に選定されている企業は、資生堂、味の素、LIXIL、東京ガス、商船三井、丸井グループと三井不動産があり、「なでしこ銘柄」選定実績を積んでいます。
また、「共働き・共育てを可能にする性別を問わない両立支援」が特に優れた企業16社が、「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」として選定されました。
国民の血税で養われている、経済産業省がやるべき事業なのかは甚だ疑問ですが、どうせやるなら、経済産業省に見る目があり、目利きが上手くっていることを願いたいと思います。
女性活躍度調査回答企業一覧も公表されていますので、参考までに載せておきます。
規模が大きい企業が並んでいます。







それでは、「中長期的な企業価値の向上」について書いていきます。
「中長期的な企業価値の向上」
「中長期的な企業価値の向上」と「競争に勝ち続けること」は不可分です。
競争に勝ち続けているかどうかは、業績にあらわれるので言い訳はできません。
理想やきれいごとを並べても意味はありません。
企業(経営者、役員、取締役と従業員)の採点簿で、健全な方法で好業績を上げていれば「優」、業績が悪ければ「不可」それだけです。
企業は、競争に勝ち続けなければ、中長期的に企業価値を向上させるどころか、維持すらできません。
競争に勝ち続けなければ、経営資源を蓄積することができないからです。
競争の過程で蓄積された経営資源が、競争力向上のために使用され、事業基盤が強化されます。
事業基盤が強化されると、競争に勝つ確率が上昇し、経営資源の蓄積が加速します。
この好循環が続く中で、株価上昇(投資家にキャピタルゲインをもたらす)の可能性が高まります。
また、株主還元に使用可能な余剰資金が増えて、自社株買い(投資家にキャピタルゲインをもたらす)や配当支払い(株主にインカムゲインをもたらす)の規模も拡大していきます。
これが、理想的な「中長期的な企業価値の向上」の形です。
次に、「なでしこ銘柄」への投資有効性の検証方法を見ていきたいと思います。
「なでしこ銘柄」への投資有効性の検証方法
「なでしこ銘柄」が本当に「中長期的に企業価値が向上する」企業なのかを確認します。
「なでしこ銘柄」が「中長期的に企業価値が向上する」企業ということであれば、好業績を上げ続けていて、株価上昇と配当支払いの拡大が実現されているはずです。
「なでしこ銘柄」が「中長期的に企業価値が向上する」企業であることを確認できたら、新規で「なでしこ銘柄」に選定される企業への投資を、株価上昇の恩恵を受けられる(キャピタルゲインを得られる)機会として認識し、投資を検討します。
「中長期的に企業価値が向上する」企業なのかを、次の3点から検証していこうと思います。
1つ目の検証は、「業績推移の確認(2009年度~)」となります。
売上、営業利益と純利益を確認します。
先述の通り、「中長期的な企業価値の向上」のためには、「競争に勝ち続けること」が必須で、全て
業績にあらわれます。
健全な方法で好業績を上げていれば、その企業(経営者、役員、取締役と従業員)の採点は「優」、
業績が悪ければ「不可」それだけです。
好業績は全ての事業活動の源泉で、事業競争力の源泉であり、株主還元の源泉でもあります。
理想やきれいごとを並べても意味は無く、好業績を上げていなければ、「中長期的な企業価値の向上」は実現できません。
2つ目の検証は、「株価推移の確認(2009年度~)」となります。
まず、「なでしこ銘柄」の株価の動きを確認します。
2012年12月末に始まった「アベノミクス」や世界的な株価上昇基調の中、「なでしこ銘柄」の多くも株価が上昇していると思いますが、NIKKEI 225とTOPIXの動きと比較しながら、株価の動きを確認します。



そして、「なでしこ銘柄」選定前と後で株価がどう動いたかを見ます。
「なでしこ銘柄」に選定されることが、投資家の投資活動に影響を与える傾向があるかを把握するためです。
今後、個別の「なでしこ銘柄」の株価の動きも確認する中で傾向を把握し、「なでしこ銘柄」に選定されることが投資家の投資活動に影響を与えるかどうかを確認します。
3つ目の検証は、「配当支払い推移の確認(2009年度~)」となります。
配当支払い推移を見て、「安定的に支払っているか」と「増配しているか」を確認します。
これは非常に単純です。
最後に
今後、個別の「なでしこ銘柄」の中身を確認し、投資有効性を検証していきます。
キャピタルゲイン狙いの投資対象として、「なでしこ銘柄」への投資が有効ということが分かれば、積極的に投資していきたいと思います。
◇「なでしこ銘柄」への投資有効性検証
1回目:資生堂
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