コンサルティングファームは有能の集まりなのか

仕事
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本記事では、『コンサルティングファームは有能の集まりなのか』ということについて書いていきます。

 

会社で資料を断捨離している時に、かなり昔に作られた資料を見つけたことが、本記事を書くきっかけになりました。

 

その資料は、とても有名なコンサルティングファームが作成した資料で、2アップの両面印刷で5枚。

資料の所々に、青ペンで×マークや書き込みがあり、総括ページには、大きな×マークとともに別の内容が書き足されていました。

 

◇資料の作成時期は、私が社会人3年目の8月(今から約10年前)

◇資料の内容は、ある市場の動向を中長期で予測したもの

◇資料の作成者は、とても有名なコンサルティングファームのコンサルタントさん達

◇資料の添削者は、社会人3年目8月当時の私

◇添削の内容は、前提条件となる業界知識や理解が足りないと思われる箇所を加筆と修正したもの

 

長い年月が経ち、そのコンサルタントさん達の見立て精度の答え合わせができる状態になっていましたので結果を確認しました。

 

結果は、そのコンサルタントさん達の見立て精度は非常に低く、残念なものでした。

有名コンサルティングファーム所属のコンサルタントさん達が、高い報酬の対価として、何の役にも立たない不良品(ただのゴミ)を作ってしまったということです。

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これから、有名コンサルティングファーム所属のコンサルタントさん達が作った不良品を見て分かったことについて書いていきます。

 

 

※補足情報※

◆本記事を書くきっかけとなった、コンサルティングファーム名やコンサルタント個人名は特定できない形で記載します。

例:本記事を書くきっかけとなった、コンサルタント達は、コンサルタントさん達と表記

◆コンサルティングファームやコンサルタントと記載している場合、特定のコンサルティングファームやコンサルタントを指しているわけではありません。

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コンサルタントさん達作成の不良品を見て分かったこと①能力が無くても、肩書きがあれば生きていける

コンサルタントという職業は、一目置かれる存在ではないでしょうか。

 

医者や弁護士ほどではないにしろ、コンサルタントと聞くと「仕事できそう」や「頭が良さそう」など好印象を抱く人がいると思います。

 

また、そんなコンサルタントの集まりである、コンサルティングファームに対しても、有能の集まりという好印象を抱く人がいると思います。

 

人々が、コンサルタント自身のことは知らなくても、好印象を抱くということは、コンサルタントという肩書きで判断して、評価を下しているということです。

 

今回のコンサルタントさん達も、コンサルタントという肩書きがあるから、仕事をもらうことがきました。

そして、知見や能力が無かったため、不良品を作ってしまいましたが、お金をもらうこともできました。

 

今回のコンサルタントさん達は、頭の切れ、知識や能力が無くても、コンサルタントという肩書きさえあれば、世の中を渡っていけるというとよても良い例でした。

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コンサルタントの中にも出来が悪いのがいることを、実例とともに理解できました。

 

今回のコンサルタントさん達は、高い報酬を得ているにもかかわらず、何の役にも立たない不良品を作ってしまいましたが、こんなコンサルタントさん達ばかりなのでしょうか?

 

何の役に立たない不良品を作ってしまった理由を考える前に、まずは、コンサルタントの需要について考えたいと思います。

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コンサルタントさん達作成の不良品を見て分かったこと②無能な経営者とコンサルタントは相性抜群

私たちは、情報過多の時代を生きています。

 

人々は、日常生活の中で、情報過多の状況に置かれ、思考が停止する場面が増えているのではないかと思います。

有効な情報とそうでないものを区別するのは難しく、思考が停止してしまう。

情報が溢れ、次々と目の前に現れる中で、有効な情報を示し、導いてくれる人を探してしまう。

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これは、経営者も同じです。

有効な情報を入手し、それを判断に生かせるかどうかが経営の結果を左右します。

情報が溢れ、次々と目の前に現れる中で、有効な情報を示し、導いてくれる人がいるとしたら、何と有難いことでしょうか。

 

 

では、自分で情報を取りに行き、自分の頭で考えて決断し、その決断に責任を持とうとする、能力と気概のある経営者はどれだけいるのでしょうか。

能力と気概の無い経営者にとって、コンサルタントは欠かせない存在だと思います。

 

コンサルタントは、

◇知識や能力があるかは分からない

◇経営者の代わりに、情報を取りに行く

◇経営者の代わりに、考える

◇経営者の代わりに、方向性を示す

 

能力と気概の無い経営者は、

◇自分では、情報を取りに行けない

◇自分では、考えられない

◇自分では、決断できない

◇自分では、責任を取りたくない

◇会社のお金を使う権利は持っている

 

両者の相性は抜群ですよね。

能力と気概の無い経営者は、コンサルタントが示してくれた方向性を採用するので、実質、コンサルタントが経営判断をしているということになります。

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能力と気概の無い経営者からすると、失敗した時に、

◇自分で、情報を取りに行ったわけではない

◇自分で、考えたわけではない

◇自分で、決断したわけではない

と自分の能力不足を直視しなくて済みます。

 

能力と気概の無い経営者には、コンサルタントという存在自体が重要ということです。

能力と気概の無い経営者が今後も存在し続ける限り、コンサルタントとコンサルティングファームの需要も無くならないのでしょう。

 

では、今回のコンサルタントさんが何の役に立たない不良品を作ってしまった理由を考えてみましょう。

 

いくつもあると思いますが、主な理由は、次の2つではないかと思います。

 

◇情報を取捨選択する能力が低かったから(もしくは、無かったから)

◇責任を取る必要が無いことが分かっていたから

 

まず、「情報を取捨選択する能力が低かったから(もしくは、無かったから)」について考えていきます。

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コンサルタントさん達作成の不良品を見て分かったこと③情報を取捨選択し活用する能力が重要

今回取り上げている、コンサルタントさん達は不良品を作ってしまいました。

残念ながら、本当に何の役にも立たないゴミでした。

 

コンサルタントの優劣を決定するのは、情報取扱いに関する能力の差だと思います。

具体的には、「情報を収集する能力」、「情報を取捨選択する能力」と「情報を活用する能力」です。

 

コンサルタントの仕事の流れ( ①顧客の状況を聴取 → ②顧客の状況に応じた提案内容を検討 → ③提案内容を決定 → ④顧客に提案 )の中で、②から③にかけて、この情報取扱いに関する能力が重要になります。

 

今回のコンサルタントさん達は、この情報取扱いに関する能力が著しく低かった、もしくは、皆無だったのだと思います。

 

もう一度、今回のコンサルタントさん達の資料について確認します。

◇資料の作成時期は、私が社会人3年目の8月(今から約10年前)

◇資料の内容は、ある市場の動向を中長期で予測したもの

◇資料の作成者は、とても有名なコンサルティングファームのコンサルタントさん達

◇資料の添削者は、社会人3年目8月時点の私

◇添削の内容は、前提条件となる業界知識や理解が足りないと思われる箇所を加筆と修正したもの

 

そもそも前提条件となる業界知識や理解が足りていないと思われる箇所が多かったので、資料作成段階から雲行きが怪しかったわけです。

 

資料の精度が低く、動向予測が外れるのは当然で、まぐれで当たれば儲けものという状態でした。

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今回のコンサルタントさん達の資料作成過程の詳細は分かりません。

しかし、出典を見ると、正しくない情報源を疑うこと無く、鵜吞みにしてしまったことは分かりました。

 

企業や団体が、外部に開示する情報は、『義務付けられて開示しているもの』と『自由意思により開示しているもの』という風に大きく2つに分類されますが、今回のコンサルタントさん達が、この分類を正しく理解できていなかったことは出典を見れば一目瞭然でした。

 

1つ目の『義務付けられて開示しているもの』は、決算情報のように企業活動の実態を偽りなく開示しなければならないものです。

中には東芝やオルツなど意図的に決算情報を粉飾する企業もありますが、企業が義務付けられて開示している情報は基本的に信用して問題ありません。

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2つ目の『自由意思により開示しているもの』は、開示するかどうかの判断が企業に委ねられているもので、参照時に注意が必要となります。

 

この2つ目の情報について重要なことは、次の通りです。

◇そもそも情報開示していない企業もあること

◇情報開示に当たり、企業が意図的に情報を加工している可能性が高いこと

◇企業から開示された情報が、外部団体や機関による加工で原型が無くなっている場合があること

 

今回のコンサルタントさん達は、この2つ目の情報を多く参照していました。

2つ目の情報を参照する際は、情報の正確性や有効性について注意する必要がありましたが、不十分でした。

 

業界に身を置き、実業に従事している人間からしたら、今回の出典に違和感を感じて、立ち止まったと思います。

 

しかし、今回のコンサルタントさん達は、業界に関する有効な情報として疑わずに参照していました。

参照する情報を間違えて、完全に誤った方向に誘導されていたので、資料作成開始前に既に負けが確定していたわけです。

コンサルタントという職業の仕事の出来は、入手して活用する情報の有効性に依存されるということをもっと意識すべきでした。

 

この点については、実業に取り組んでいる人間と虚業に取り組む人間の間には、扱える情報の質と量には雲泥の差がありますので、仕方ないと言えば仕方ないことなのかもしれません。

 

実業の世界は、情報の宝庫です。

虚業の世界は、その実業の世界からこぼれ落ちてくる情報を取捨選択して活用することになります。

 

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次は、「責任を取る必要が無いことが分かっていたから」について考えていきます。

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コンサルタントさん達作成の不良品を見て分かったこと④人間は責任を取る必要が無ければ雑な仕事をする

コンサルタントやコンサルティングファームは、不良品を作っても責任を取らされることはありません。

コンサルタントやコンサルティングファームもそれを分かっています。

 

「この資料は、××××年××月時点の情報を基に作成しています。本資料の利用から生じる、いかなる結果にも責任を負うものではありません。」と記載するだけで万事解決。

 

今回のコンサルタントさん達も、何の役にも立たないゴミを作りましたが、責任を取らされることはありませんでしたし、返金を求められることもありませんでした。

 

実業に取り組んでいる人にとって、この『不良品を作っても責任を取らされることが無い』ということはありえません。

 

 

自分の仕事の結果に対して、責任を取る必要があるかどうかは非常に重要です。

 

実業に取り組んでいる人は、自分の仕事の結果に対して、責任を取らされます。

それが、責任感や緊張感を生じさせます。

 

責任を取らされることが無いと分かっていれば、人間はどこまでも雑な仕事をします。

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今回のコンサルタントさん達だけでなく、日本の政治家や投資関連の情報発信者も同様です。

責任を取らされると分かっていれば、真剣に取り組むでしょう。

(現在、虚業を稼業としているような人は、その稼業で責任を取らされると分かっていたら、そもそも、その稼業を選択していなかった可能性もあると思います。)

 

投資関連の情報発信者を例として見てみましょう。

株式市場において、唯一正しいことは、株価の動きという過去の事実だけなのに、株価の未来の動き

を商売道具として金稼ぎをしています。

株価暴落や投資機会逸失と煽る、この阿漕な商売も罰せられることがありませんので、無くなりません。

 

株式市場において、唯一の正解は、株価の動きだけなのに、詐欺的な商売は無くなりません。

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最後に

『コンサルティングファームは有能の集まりなのか』について書いてきました。

 

本記事を書くきっかけとなった、コンサルタントさん達は無能でしたので、『コンサルティングファームは有能の集まりではなく、世間から過大評価を受けている』と結論付けたいと思います。

 

 

本記事を書くきっかけとなった、コンサルタントさん達は無能でしたが、『コンサルティングファームは無能の集まり』とは言えません。

一部の無能なコンサルタントが、コンサルティングファーム全体を代表するわけではなく、コンサルティングファーム全体が無能の集まりということを意味するわけではありません。

コンサルティングファーム全体を評価するためには、現時点で材料が足らず、あと何回かコンサルティングファームの仕事内容を評価する機会を得る必要があります。

 

 

コンサルタントとして存在してること自体が、コンサルタントの存在意義なので、無能な経営者が存在する限り、コンサルタントの需要も存在し続けるでしょう。

 

 

自分で動きたくない、考えたくない、責任を取りたくない、無能で気概は無い経営者が、金を払ってコンサルタントに仕事を与える。

知見や能力が無く、不良品を作っても責任を取る必要は無く、報酬をもらえるコンサルタントは雑な仕事をする。

この結び付きが、理想的な餌場となり、使えないコンサルタントが湧き、繁殖する。

 

コンサルタントの需要増加に対応するために、コンサルタントを突貫工事で増やし、質の低い無能なコンサルタントが増えることで社会に迷惑をかける事態にならないことを願いたいと思います。

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